
会社名
株式会社オンリーストーリー
受講者・チーム
代表取締役社長CEO 平野哲也
会社規模
31-50名
利用サービス
CoachEdマンツーマン研修
受講生インタビュー
コーチェットのマンツーマン研修をご受講された、株式会社オンリーストーリー代表取締役社長CEOの平野哲也さんに、担当トレーナーの立山がお話をお伺いしました。オンラインプラットフォームやオフライン交流会を通じて、決裁者間の新たな出会いを創出する同社は、大型の資金調達等で順調に成長する一方で、赤字や組織の停滞感などの課題を感じるようになりました。事業や組織の改善だけでなく、自らを整えることが重要だと感じた平野さんは、コーチェットのマンツーマン研修の受講を決意。感情マネジメントや関係性構築を学ぶことで、リーダーとしての在り方が大きく変化。その変化が組織や業績にどのような影響を与えたのか、お話を伺いました。
期待
● 経営者自身の内面の整理と自己理解の深化
● 増加するステークホルダーとの関係性改善
● 組織状態の改善と業績向上
効果
● 経営者自身のメンタルコンディションの改善
● 他者の意見を受け止められる余裕の創出
● 心の余裕や考える時間を確保できたことによる業績改善への寄与

最初に、貴社についてのご紹介をお願いできますでしょうか。
平野哲也(以下、平野)氏
株式会社オンリーストーリーは、決裁者マッチング支援を行う会社です。具体的には3つの形態でサービスを展開しています。
1つ目は、オンライン上で決裁者同士が、検索で繋がり合ったり、メッセージを送り合ったり、興味のある方をフォローしたりできるマッチングサイトの運営です。
2つ目は、オフラインでの決裁者交流会の開催です。月に6回程度、「早稲田卒経営者会」や「上場企業限定経営者会」のような、『経営者×○○』形式で、様々なテーマ会を開催しています。
3つ目は、コンシェルジュによる直接的なマッチング支援です。経営者同士の「こういう会社と繋がりたい」というニーズを聞き、間に入って仲介する形で行っています。

恋愛マッチング市場で例えると、1つ目が恋愛マッチングアプリ、2つ目が合コン・婚活パーティー、3つ目がお見合い仲介の、経営者マッチング版のようなイメージです。
その決裁者マッチングというドリルを使い、BtoB企業の集客問題という穴を中心に解決しています。

そのような事業を展開される中で、貴社はどのような組織を目指されてきたのでしょうか。
平野氏
一貫して「強くて良い会社=つよいい会社」を作ることを目指してきました。私の中で「強さ」は資本主義最適化、つまりどれだけ稼げているかという数字面を指します。一方で「良さ」は、信用主義最適化、どれだけ信頼されているかということを指しています。
私はこの二つの総和を最大化したいと考え、強くて良い会社を目指してきました。4象限で考えたとき、「強くて悪い会社」も「弱くて良い会社」も望ましくありません。青臭いかもしれませんし、理想主義的かもしれません。しかし、これは自分の根本的な経営に対する考え方として、ずっと持ち続けています。

平野さんが「強くて良い会社」を目指される中で、コーチングに興味を持たれた背景について教えていただけますでしょうか。
平野氏
きっかけは複数ありますが、大きかったのは会社設立から10年というタイミングでした。この節目に「10年でリスタート」というテーマを掲げ、様々な要素を一新することにしたんです。オフィスも変え、サイトもリニューアルし、事業内容も見直しました。
その中で気づいたのが、リスタートできていない要素が一つあることでした。それは経営者である自分自身です。結局、自分自身が変わらないと、他の要素を一新しても本質的な変化は起こらないと考えました。
▼参照記事
・平野氏執筆の10周年を振り返るnote「3650日経営して、残せたものは正直なかった。 たった一つを除いて。」
・株式会社オンリーストーリー設立10周年アニバーサリーページ

ご自身の変化が本質的な変化を生むと思われたのですね。その当時、具体的にはどのような課題を感じていたのでしょうか。
平野氏
会社は決して望ましい状態ではありませんでした。事業の成長が鈍化し、組織も半壊に近い状態でした。利益重視の経営にシフトしたことにより、ある程度は予想していた部分もありますが、従業員満足度は低下し、人材が離れてしまう状況もありました。
よりつよいい会社を作りたい、且つみんなが自慢したくなる会社にしたいという思いとは逆の方向に進んでいました。シンプルに言えば、目指していた「強くて良い会社」との間に大きなギャップがあり、「弱くて悪い会社=よわるい会社」になってしまっていたんです。


そのような状況の中で、コーチングによって、どのように自己を変えようと思われたのでしょうか。
平野氏
主に2つの課題がありました。
1つ目は、自分自身の感情コントロールの難しさです。経営者として、顧客、社員、株主、SNSでつながる人々など、様々なステークホルダーとの関係性のバランスを保つことが本当に大変で、特にイライラすることが多くありました。まず自分自身の捉え方や精神状態を整えることが最優先だと考えました。
2つ目は、他者との関係性の改善です。
例えば組織でいうと、新卒・インターン中心の組織から、中途採用者が増えていく中で、これまでの自己流のマネジメントでは限界を感じるようになりました。また、資金調達後は経営スタイルも大きく変化し、株主などの多様なステークホルダーも増えてきました。当然顧客の数も増える中で、それらステークホルダーとの関係性構築に課題を感じていました。

具体的には、どのような関係性の課題を感じていたのでしょうか。
平野氏
具体的には2点あり、「相手から自分に対する期待や言葉を受け止めきれなかったこと」と、それにも関わらず「相手には、自分に対する理解を強く求めていたこと」です。
前者については、より良くするための意見やアドバイスも多かったものの、自分が抱えすぎてパンパンになってしまい、受け止められなかったり、重く受け止めすぎてしまったり、批判のように受け止めてしまったりすることが起きました。
後者については、ステークホルダーが一気に増え、100人に対して1人1%ずつしか注力できないような状況の中で、相手からは100%の期待をされてしまうというアンバランスさを感じていました。私からすると、こんなに頑張っている「のに」できないのだから、わかってくれよという「のに」思考に陥っていたんです。それと同時に、経営者として視座を高く持とうとするからこそ、相手に対して「なんで分かってくれないの・なんでできないの」とイライラしてしまうことが多くなってしまっていたのです。

そのような課題感をお持ちな中で、数あるコーチングプログラムの中から、コーチェットのコーチングを選んでくださった決め手を教えていただけますでしょうか。
平野氏
決め手は3つありました。
1つ目は、単なる「聞いてもらう」だけのコーチングではなかったことです。
コーチェットのコーチングプログラムは、コーチングだけでなく、必要に応じたトレーニング(学びの要素)も組み込まれていました。コーチングを通して、課題を深掘りしたり、自分の中で答えを出すことも勿論重要ですが、マネジメントやリーダーシップ、あるいは組織づくりに関する知識を教えていただき学ぶことも、同じぐらい重要だと思います。そのため、両方提供していただけることに価値を感じました。
2つ目は、学びの教材の質の高さです。
特に経営者向け、ベンチャー企業向けの内容が充実していて、実践的に活用できる内容でした。またその教材の質の高さをきちんと活かせるトレーナー(立山さんのような担当者)がいることで、深い学びができると感じたためです。
3つ目は担当者との相性です。
私はマッチングのプラットフォームをつくっており「人」を大切にしています。そのため、会社で選ぶのではなく、「誰が」コーチングをしてくれるかが重要だと考えていました。
その意味で、担当トレーナーの立山さんが、意見を言いやすく、理解する速度などの相性の点も含めて、一緒に目標を達成する時間を創り上げる関係性を築けそうだと感じたためです。
※コーチェットでは、無料体験やお試しセッションでのヒアリング内容と受講前アンケートの回答内容を踏まえ、適切な担当者をアサインしております。
私にとってのコーチングは、あくまで目的を達成するための「手段」であると捉えたうえで、意志と覚悟を持ってコミットすることを決めていました。
また、インタビューでこんな言い方してよいかわかりませんが(笑)良い意味で、コーチングを使い倒す姿勢で取り組みました。担当トレーナーの立山さんと一緒に、目標達成のためのパートナーという関係性がつくれたのがよかったと思っています。
セッション外でも、メッセンジャー等で様々な質問や相談をさせていただきましたし、セッション中も、満足していない時はちゃんと話して、一緒に作れたのが良かったですね。立山さんが、僕の表情を見ながら「平野さん、満足していませんよね?」と突っ込んでくれたのも良かったです(笑)


では、実際にプログラムを受けてみて、どのような変化がありましたか?
平野氏
大きく「個人」「他人」「業績」の3つの軸で変化がありました。前提として、同時期に様々な取り組みをしていたので、必ずしもコーチングだけで起きた変化ではありません。そのうえで、良い影響があったと感じるものをお話しします。
まず個人面では、自己理解が深まり、特にイライラの感情のコントロールが以前よりもできるようになりました。慢性的なイライラから多少抜け出すことができた感覚があります。
他人面では、他者の意見を受け止められる余裕が出てきました。
例えば組織では、1on1の数も増え、相手の話を落ち着いて聞くターンが増えました。正直まだ、すべての状況で受け止めることは難しいですが、特定の状況では受け止められるようになってきた変化を感じています。期待値のアンバランスさにおいても、余裕ができ相手の話を聞くことで、徐々に改善され、建設的な対話ができるようになってきました。
業績面では、元々2年前まで月次で5000万円の赤字だった状態から、このコーチング期間中に単月黒字化を実現しました。
その大きな要因の一つとして、この期間に立ち上げた新規事業が順調に成長したことが挙げられます。これらはコーチングだけの効果ではありませんが、コーチングによる内省やマネジメントスキルの学びによって、自身の余裕ができたことや、考える時間を確保できたことが要因の一つだと考えています。
▼参照記事
・平野氏執筆のnote:月に5000万円の赤字を、約2年で単月黒字にしたお話
※上記noteのシェア特典である「裏note」にて、コーチングの内容にも触れて頂いております。

自己理解が深まった結果、ご自身について気づけてよかったことはありますか?
平野氏
自分の二面性について、認識できたことが良かったです。
具体的には、私の場合、優しくて繊細な一面と、強い意思を持って人を動かし、「絶対これをやる」という強い経営者としての一面があります。まさに、『強い』自分と『良い』自分です。その二面性が完全に乖離していて、時にハレーションやコンフリクトを生み、イライラする癖として、でてきていました。
そしてそんな自分自身の傾向が認知できるようになってきました。
例えば、私の場合は傾向として、睡眠不足だとイライラしやすい、特定の言葉に強く反応してしまいやすい、「のに思考」になりやすい、他責をしてしまいやすい、実績をポジショントークとして使ってしまいやすい、などの傾向がありました。
上記を認知できたことで、自分で自分の状態を触診でき「自己診断と処方箋」という対処法を持てるようになりました。
処方箋の具体例としては、コーチングで学んだことをスマホにメモし、1on1をするときはこれをみる、メンタルが落ち込んだらこれを見る、などのまとめをつくっていました。
「のに思考」・他責・ポジショントークを避けるために、期間中はかなり意識していましたし、そのために、こんな待ち受けにしていました(笑)
他には、強い言葉を使うのを月1回までにするなどの、具体的な行動指針や決め事を設定しています。少しずつですが、できるようになってきた実感があります。

(平野氏の受講時の待ち受け画面)

本当に平野さんのコミット力は素晴らしいですよね。プログラムを通して、特に印象に残っていることはありますか?
平野氏
たくさんありますが、教材で言うと『コンフリクトマネジメントと感情マネジメント』の部分が特に印象的でした。他者との関係性におけるフレームワークや、目指すゴール等を学ぶことができました。

(実際に使用した教材の一部:「コンフリクトマネジメント」とは?)
あとは、ティーチング・コーチング・フィードバックの教材も良かったですね。
1on1のときに、教材や自分のまとめメモをみてからやったり、実践を繰り返したのが良かったと思います。
自分自身の性質はすぐに変えられないと思っていたため、セッションの時間だけではなく、時間外も実践をしたり、立山さんに質問をしたり、まとめを作成し都度見返すようにしていました。
おそらく、コーチェットの今までの受講生の中で一番やったと思います(笑)

(平野氏自身で作成した振り返りNotionのページ)

経営者がコーチングを受けるのはどんなタイミングがベストだと思いますか?
平野氏
前提として、経営者マッチングの事業を展開する立場から見ても、経営者の抱える課題に「これさえあれば解決」という、魔法の杖は存在しません。本を読んでも、相談をしても、すぐには解決できない問題が確実にあります。
コーチングも例外ではなく、それ自体が全てを解決する魔法の杖ではなく、あくまでも変革のための「武器」の一つという期待値で捉える必要があると思います。
その前提の上で、経営者にとって、コーチングが効果的な時というのは「本当に変わりたい」というタイミングと意志が揃ったときだと思います。
盲目的に「経営者はコーチングを受けるべき」という話になりがちですが、実態はそう単純ではないなと感じました。
前述のように、自ら能動的に宿題をやろうとするのも、意思があるタイミングだったのが大きいと思っています。その意思があるタイミングの上であれば、コーチングは大きな武器になると思っています。

経営者にとってのコーチングの具体的な価値は、なんだと思いますか?
平野氏
私はコーチングの具体的な価値は「心のバーンレートを延長させる」ところにあると感じています。
これをRPGゲームで例えるなら、経営者には個々人に「心のMP(メンタルポイント)」があります。ゆえに全ての経営者には心のMPの上限があり、量も人によって異なります。
そのうえで、コーチングには、その人が持っているMPを最大限活用し、さらにバーンレートを拡張する効果があると感じました。
バーンレートの延長というのは、例えば通常100しかないMPを月に10ずつ使っていくとすれば、通常10ヶ月で尽きてしまうところを、拡張できれば15ヶ月まで持たせることができます。
この「心のバッテリー」の延長効果が、継続的に挑戦し続ける経営者にとって非常に重要で、これがあることで、より長期的な視点で経営に向き合えるようになると考えています。


これまでに得た学びを、今後はどのように活かしていきたいとお考えですか?
平野氏
重要なのは、この学びを継続的に実践していくことです。正直に言えば、今はこのように語っていますが、時間とともに学んだことを忘れてしまうと思います。だからこそ、私は今も学びを実践することを継続しており、月に1度のコーチングセッションも受けています。
これは更に成長させていくというよりも、センタリングに近い考え方です。常に心と周りの状況を整えていき、スポーツ選手が怪我を防ぐためにケアするように、経営者としての持続可能性を高めていきたいと考えています。
余談ですが、最近嬉しかったことは、メンバーから『てつさん、最近変わりましたね』と複数言ってもらえたことです。主観だけでなく、客観的に見てもそのような変化があるというのは、嬉しかったですね。

本日はありがとうございました。インタビューは以上となりますが、他に何か言葉にしたいことなどありますか?
平野氏
ここで少し立場を変えて、私からも質問させていただいても良いですか?(笑)

もちろんです(笑)
平野氏
逆に、立山さんの立場から見て、私を担当してみていかがでしたか?

平野さんとのセッションの中で、特に印象深かったのは第1回目のセッションですね。セッション終了時、平野さんから私に対して「このコーチングが終了するころ、どのようなことが起きていたら最高か」という逆質問をいただいたのです。
私からクライアント様に同様の問いかけをすることはあるものの、クライアント様から問いかけていただいたのは初めてでした。そして、「お互いの理想の状態に向けて、お互い本気でコミットしましょう」と言っていただき、私の心の熱がグッと上がったのを、昨日のことのように覚えています。
平野さんには様々な強みがありますが、特に「相手を巻き込む力・ビジョナリーな語り」が際立っていると思います。それが第1回目のセッション時にも表れていて、二人三脚で確実に成長するぞという強い熱量を感じました。
その後も、違和感があればはっきりとリクエストしてくださいましたし、このプログラムに対する強いコミットメントを常に感じていました。「1ヶ月後までにこれをやります」と宣言されたことは必ず実行され、業績や利益の目標も着実に達成されていったところを、リアルタイムで拝見させていただきました。
平野氏
担当トレーナーの視点から見て、受講前と後で、私はどんな変化をしていましたか?

最初にお会いしたときは、メンタルの状態がやや不安定なときだったと思います。メンタルの不調時は、誰しも自分の強みが見えづらくなる傾向にあります。また自分の心の声よりも、他者の声に過度に影響されやすく、それゆえに不安や戸惑いを感じる状態になりやすいです。
平野さんも当時は、自分の心の声と周囲の声との整合性に迷いや葛藤があったと思います。しかし、セッションの中で納得するまで内省・対話し、ご自身の中で出した答えを「宣言して実行する」というサイクルを積み重ね、その積み重ねの中で、結果を出し、自信をつけ、その自信がさらなる行動の原動力になっていく様を隣で見ていました。そして最初に宣言した通り、売上も単月黒字化し、それがさらに自信となり、また行動に繋がっていく。そして気づけば、平野さんの強みがどんどん前面に出ていっていました。
まとめますと、プログラム開始時に比べると、圧倒的な行動力により掴んだ自信によって、ご自身の強みが発揮されやすくなっていると思います。
平野氏
ありがとうございます。そういってもらえて嬉しいです。

こちらこそありがとうございました。平野さんのご活躍を、引き続き心より応援しております。

(写真向かって左から:平野氏・立山)
平野 哲也
早稲田大学政治経済学部卒業。2014年 株式会社オンリーストーリーを設立し、国内最大規模の決裁者マッチングプラットフォーム「ONLYSTORY」「チラCEO」を運営。
2021年働きがいのある会社ランキング5位に選出などの実績がある。
2022年8月に9.55億円の調達を発表し、累計調達額は約26億円に。
[文]コーチェット
[写真]大倉 英揮
STEP
01.
現状や課題感を伝える

現状や感じていらっしゃる課題感をお話しいただき、状況と根本要因を整理します。
STEP
02.
要因の見立てと解決策を聞く

現状・課題・ご希望に応じて、解決策をご提案します。
STEP
03.
理想に向けたアプローチを決める

実現に向けてのロードマップや最初の一歩をご提案します。
STEP
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