homechevron_rightお客様の声chevron_right

ピクシブ株式会社

人の成長を待って事業はできない、事業が人を強くする。自律した組織づくりにコーチングが活きる

会社名

ピクシブ株式会社

受講者・チーム

加藤隆彦

会社規模

  • 300-1000名

利用サービス

チームトレーニング

受講生インタビュー

人の成長を待って事業はできない、事業が人を強くする。自律した組織づくりにコーチングが活きる

チームの自律性を促す「CoachEd(コーチェット)」のチームトレーニングとは

2022/9/20

人を活かしチームを育てるリーダーになるためのコーチング習得プログラム「CoachEd」のチームトレーニングを受講されたピクシブ株式会社執行役員CIOの加藤隆彦さんにインタビューしました。 「私がピクシブで目指す理想の組織構造は、自ら考え行動する<自律した組織>です。しかし、自ら考えられる人は稀であり、自ら考えられるようになるためのアプローチが必要です」と語っていただきました。 自律した組織を志向するリーダーや、改めて管理職の役割について見つめ直しているリーダーにぜひ読んでいただきたいインタビューです。

期待

●自律した組織作りを目指し、各部門長のコーチングスキル習得によって1on1の精度を上げたい

●会社として、各部門長にマネジメントに役立つ知識やスキルを学ぶ機会を提供したい

効果

●コーチングスキルを得た各部門長との1on1にて、メンバーによっては自分自身で考え、答えを見出そうという意識を持つようになった。その結果、どこに向かうべきかという目的地を定め、目的地に到達するための具体的なアクションをとれるようになった

●元々、全部自分でやってしまうタイプの部門長が、メンバーを見守り業務を任せられるようになった

●1on1においてメンバーが抱えている課題について聞いた際、即座に解決方法を示すべきなのか、メンバー自身が思考し成長の機会にすべきなのかを見極められるようになってきた

●各部門長がチームトレーニングでリアルな課題を相談したことにより、お互いの長所や短所を知る機会を得たので事業部内での連携業務が飛躍的に増えた


    実施内容

    • マネージャー向けチームトレーニング(部門長8名が参加)

       - 自社にとって理想の組織とリーダー像とは?

       - リーダーにとって必要なコーチングスキルを学ぶ

       - 相手に合わせたコミュニケーションの取り方を学ぶ

    • フォローアップセッション(コーチング実践練習)

    ※加藤氏は事前に、リーダーのためのマンツーマンコーチング習得プログラム「CoachEd(コーチェット)」を受講


    人はわかったフリをしてしまう。コーチングは尊い経験

    貴社の事業内容と加藤さんのお仕事について教えていただけますか?

    加藤隆彦(以下、加藤)氏

    私は執行役員CIO (Chief Insights Officer) という役割を担っています。事業領域はpixivの周辺サービスで、BOOTH、pixivFACTORY、pixivFANBOXと海外事業の責任者に加え法務部の部長も兼務しています。

    pixivはイラストを使ったコミュニケーションサービスです。主なユーザーは、漫画やイラストを描いていたり、小説を書いているクリエイターの方たちと、そのファンの皆さんです。クリエイターが作品を掲載して、ファンが見にくる場所ですね。

    幸いなことに、pixivのサービスは世界中で使われていて、現在8,400万を超えるIDが発行されています。最初からグローバルな展開を狙っていたわけではありませんが、日本のカルチャーとインターネットのトレンドの波にのり、緩やかにグローバル化が進んでいます。

    馬締

    貴社ではどのような方が働かれているのでしょうか?組織の特徴なども教えていただけますか?

    加藤氏

    クリエイターや創作物が大好きで、いい人たちが集まっています。心の底から「クリエイターを支えたい」という想いを持っていて、クリエイターが一番恩恵を受けられるサービス作りを目指しているのが特徴です。

    また、こだわりを持って動き、誰もが納得感を大事にしながら、常に「クリエイターにとって最適な選択肢であるか」を基準にして物事を進めています。

    ただ、クリエイターのためにサービスを良くしていく試行錯誤は得意な一方で、「サービスを維持していくのに必要な対価を得る」という意識が少し低い印象もあります。世界一のイラストコミュニケーションプラットフォームで、サブスクリプションの会員も増えています。会社の売上がそれなりにあるが故に、サービスを提供して対価を得る感覚が鈍くなっているのかもしれません。

    サービスを提供して対価を得ているという感覚を持って欲しいと、1on1を通してメンバーには伝えているところです。

    加藤隆彦氏
    馬締

    加藤さんが、CoachEdのチームトレーニングを導入された背景には、そうしたビジネス感覚の醸成にも繋げたい思いがあったのですか?

    加藤氏

    導入しようと決めたのは、単純に、自分がコーチングを学んで良かったと思えたからですね。

    学ぶ前は、1on1をやる意義がすごく曖昧で、定期的にセットされた時間で「最近どう?」といった近況の確認や月次・週次のTODOの確認の時間になっていたんですよね。曖昧なままでも話が弾んで、相手の思考が整理できる時間になっていればいいのですが、なかなかそうはいきませんでした。

    そんな中でマンツーマンでコーチングを学び、1on1でコーチングを行うようにしてみました。相手に思考してもらう、それを引き出す時間であるという前提をもって1on1を行ってみた結果、得られる効果が全く違うことに気が付きました。

    また、コーチングを学ぶなかでもう1つ大きな気づきがありました。マンツーマンでコーチングを習い始めて6週目までは、コーチングが身についている実感がなくて、めちゃくちゃ苦痛だったんですよ。「なんだこれ。こんなことわかってるし」と思いながら受けていました。

    でも、7週目に、担当トレーナーの齋藤さんから傾聴についてのレクチャーを受けているとき、人が話を聴けない背景として、人間の本性に「人はわかったフリをしてしまう」ことがあると教わり、「なるほど」と思いました。自分のことだったんですよ。

    僕の場合、コーチングを通じて相手に傾聴されながら話を進めていくと、自分自身が思考の整理をしきれていないことに気づくことがあって、傾聴されると「わかったふりをしてしまっていること」に気づけることを無意識に体感していたんです。

    「なんだこれ。こんなことわかってるし」と思いながら受けていた自分は「わかったふりをしていた」だけなんだなと気づけた途端、コーチングの大切さを身に染みて理解できました。わかったフリをしてしまうことが一番危ないなと思ったんです。

    加藤さんが、わかっていないと伝えてくださったおかげで、より良い体験を一緒に作り上げられたと感じています。

    加藤氏

    その経験がすごく良かったんですよ。僕も、コーチングを受けて話すことで思考が整理されました。経営者の方達がコーチングに着目している理由もこれだと思いました。わかったフリを否定するつもりはないし、立場上必要になるシーンもある。ただ、積み重なると気づくチャンスがなくなるんですよね。話して整理するというとても尊い経験を、チームトレーニングで部門長の皆にも体感してもらいたいなと思いました。「わかっているんだけど整理されきっていない」という状態はよくあるのではと感じています。

    私は「自律した組織」を目指しているのですが、そのためには、自分で考え、行動する鍛錬が必要です。「考えてください」と言われて、考えられる人は稀だと思うんですよ。だから、話を聞く側にも、CoachEdのコーチング習得プログラムで学ぶ「話を広げる・深める・意味を問う」アプローチが必要になる。それができたら1on1の精度も上がって、自律した組織がより確立できると想像できました。

    自分の経験も踏まえて、自律した組織作りの実践を社内でできないか相談させていただいて、実現したのが今回のチームトレーニングでした。そのような観点では、ビジネス感覚の醸成とも繋がります。

    加藤隆彦氏

    余計なことの重なりが奇跡を生む。チームトレーニングはそのきっかけに

    馬締

    チームトレーニングを終えて、受講した部門長や組織にどんな変化があったかを教えていただけますか?

    加藤氏

    想定しなかった良い変化として、チームトレーニングの中で部門長同士がコーチングをしあうことで、部門長間の関係性が良くなったように感じます。それぞれが仕事を進めるうえでどんな悩みを持っているのかを知り、お互いの理解が深まりました。また、チームトレーニングが終わってからも、部門長同士で対話する機会が増えています。

    今回参加した部門長4名に、チームトレーニング後の変化を聞いたので紹介しますね。

    Aさん ・1on1を進める補助ツールとしてコーチングを活用。 ・コーチングに対する認識をメンバーとあわせたことも功を奏し、メンバーが自分自身で考え、答えを見出そうという意識を持つようになった。意識した結果として、1on1後に目的や目標に向かった具体的なアクションをメンバーがとれるようになった。 Bさん ・メンバーに対して気づきを引き出すコーチングをすべきなのか、解決方法を示すティーチングをすべきなのかしているかを見極められるようになった。 ・解決手段の渡し方も工夫できるようになり、以前よりもメンバーが動きやすくなった。 Cさん ・コミュニケーションの中で、メンバーと自分の認識が合っているか、双方で認識あわせの必要性を理解しあうようになり、コーチングの基礎にある「対話」ができるようになってきた。 Dさん ・1on1に対する苦手意識があったが、コーチングの基本フォーマットを学び、それに沿って1 on 1を進めていく中で苦手意識が無くなった ・元々全部自分でやってしまうようなタイプであったが、メンバーを見守り、任せられるようになった。

    参加前はコーチング習得に懐疑的だった人も含め、参加した全員が「やって良かった」と話していました。こうやって自分が感じた変化や思いを、言葉にして伝えてくれるのはすごく嬉しいですね。

    馬締

    みなさん、それぞれに活用されていらっしゃることが良く伝わってきました。加藤さんご自身は、そうした感想を聞かれて、どのように感じていらっしゃいますか?

    加藤氏

    トレーニングではあくまで、手段と機会の供給くらいまでしかできず、トレーニングで何かを掴むか掴まないかは、本人たち次第だと考えていました。しかし結果的に、それぞれに掴んだものを活かそうと考えて行動してくれているので、すごく良かったと思っています。

    「自律した組織を作る」というゴールに、近づけた気がしますね。

    トレーニングによる組織への影響として一番大きかったのは、やはり部門長同士の部門間連携が増えたことです。「自部門のプロダクトを最高のものにする」というのは、大事な考えですし、正しいことです。ですが、自部門のプロダクトに集中するあまり、視野が狭まってしまう傾向が少しありました。

    僕自身が、余計なこともやるタイプだからこそ思うことかもしれませんが、特に各部門長には、自部門のプロダクト以外も、もっと気にかけてほしいんです。

    その想いの背景として、「余計なことをし合うと、余計な部分の重なりで奇跡が起こることがある」と考えているからです。この言葉は、確かロケット製造現場のインタビューで目にしたものですが、僕にも経験があるんですよね。余計なことばかりやっていると、大半は嫌がられるのですが、時々、ちょっとした奇跡が起こるんです。

    その経験があるからこそ、自分の持ってるプロダクトだけに可能性を限定せず、数ある選択肢を見て、選んだり、関わっていったりしてほしいと思ってしまう。口で伝えても全部が伝わるものではないので、今回のトレーニングやトレーニング後の部門長同士の連携を通じて伝わっていたら嬉しいですね。

    リーダーの役割は、人が成長する機会を提供すること

    馬締

    今回のトレーニングを踏まえて、今後、加藤さんはどのような組織にしていきたいと考えていますか?

    加藤氏

    やはり自律した組織を作ることですね。自律した組織であれば、基本的には管理する必要はなくなって、リーダーも、新たなプロダクトの挑戦に時間を使えるようになります。そうやって、プラットフォームやクリエイターを支える人材をどんどん増やしていくのが理想です。

    メルカリの山田さんから「事業は人の数しかできない」と教わりました。事業を増やし、拡大させていくためには、人が必要です。今後、ピクシブに加わる仲間が、すぐに自律して動ける構造を作れていれば、人材育成に時間をかけずに事業に注力できます。そんな組織にしていきたいなと考えています。

    ただ、「自律して動く」というのは、すごく聞こえがいいのですが、提示された「範囲」と「役割」と「ルール」の中で、動いてほしいんです。

    加藤隆彦氏

    例えば、サッカーもコートという範囲の中で、ボールをゴールに入れる、もしくはゴールを守る目的に沿って、役割が与えられた中で、ルールを守って個々が自律して動いていますよね。そうした範囲と役割とルールの中で動かないと、組織は成り立たないし、安心して強くならないんです。そうした役割とルールは供給するので、人を強くするために事業を大きくしたいと考えています。

    僕が管理職になった時、「人が成長できる機会や環境を用意することが、管理職の役割だ」と教わりました。メンバーの育成は管理職以外もできるけど、成長機会の用意は管理職にしかできないんですよね。今でもその教えは大事にしていて、僕がメンバーを管理職に推薦する時にも、これを伝えるようにしています。

    コーチングは頭の整理体操

    馬締

    成長の機会を提供する以外にも、加藤さんが組織作りで意識していること、注力していることはありますか?

    加藤氏

    穴を埋めることです。特にベンチャーは穴だらけなので、少しずつ良くするために穴を埋めたいと考えています。ただ、自分だけでできる限界はあるので、埋める誰かを任命したいですね。これは機会提供の話にも繋がります。

    プロダクト作りにおいては、僕の力は必要ないと思っています。クリエイターやエンドユーザーに良いものを供給することはメンバーを信頼して任せていますね。

    だけど、事業作りにおいてはまだやれていないことも多いかなと思っていて。僕のようなおっさんは、法務とか財務、若者がやりたくなさそうな部分の業務をやっていけばいいんだろうなって思っています(笑)。

    馬締

    なるほど(笑)。最後に、CoachEdのサービスを一言で表すと、どんなサービスだと思いますか?

    加藤氏

    コーチングは、頭の整理体操だと思います。ひとりで「考えろ」とか「整理しろ」と言われても、簡単にできることではありません。他者を通じて考える、頭を整理するためのアプローチとして、コーチングはすごく有用だと思っています。

    コーチングは、能力がある人から能力を引き出せる素晴らしいアプローチです。できないことをできるようにしてあげられるCoachEdのメソッドは、最高だと思います。僕は管理職には全員受けてもらいたいなと考えています。

    馬締

    トレーニングに参加した皆さんの変化も聞けて、すごく嬉しかったです。加藤さん、本日はありがとうございました!

    右:ピクシブ株式会社 執行役員CIO加藤隆彦さん / 左:株式会社コーチェット 法人向けサービス責任者 馬締俊佑

    右:ピクシブ株式会社 執行役員CIO加藤隆彦さん / 左:株式会社コーチェット 法人向けサービス責任者 馬締俊佑

加藤隆彦

ピクシブ株式会社執行役員CIO、兼クリエイター事業部長、兼法務部長 明治大学卒業後に携帯電話の開発に携わり、ソフトバンクで商品開発やパートナー企業との事業推進などを経験し、執行役員CIOとしてピクシブ株式会社へ参画。 現在は、デジタル戦略に基づき新しい機会をつくること、クリエイターのみなさまが抱えている漠然とした悩みを解決(解消)できるような取り組みをおこなっている。また、2021年7月より「管理業務を戦略業務にシフトしていく」という志のもと法務部を立ち上げ、法務部長として社内DXを推進している。

[文]栗原 京子

[撮影]大倉 英揮

あなたのチームの現状や課題感について一緒に考えてみませんか?

STEP

01.

現状や課題感を伝える

現状や感じていらっしゃる課題感をお話しいただき、状況と根本要因を整理します。

chevron_right

STEP

02.

要因の見立てと解決策を聞く

現状・課題・ご希望に応じて、解決策をご提案します。

chevron_right

STEP

03.

理想に向けたアプローチを決める

実現に向けてのロードマップや最初の一歩をご提案します。

STEP

01.

現状や課題感を伝える

現状や感じていらっしゃる課題感をお話しいただき、状況と根本要因を整理します。

STEP

02.

要因の見立てと解決策を聞く

現状・課題・ご希望に応じて、解決策をご提案します。

STEP

03.

理想に向けたアプローチを決める

実現に向けてのロードマップや最初の一歩をご提案します。

無料相談を申し込む