リモートワークやフレックスタイムの導入など働き方が多様化している中、パフォーマンス向上や、望む結果を実現するための「セルフマネジメント」が注目されています。この記事ではセルフマネジメントの概要、効果、高めるためにできることを紹介します!セルフマネジメントとはセルフマネジメントとは、自分の内面にある感情や願望を的確に捉え、効率的に目標達成や自己実現をするための自己管理能力のことです。 セルフマネジメントする対象は、仕事のタスクや時間、感情、精神的・肉体的な健康の維持など、多岐に渡ります。セルフマネジメントを行う効果セルフマネジメントによる効果を5つ紹介します。①状況に応じた適格な判断ができる目の前の表面的な問題や感情の動揺に惑わされずに、望みを実現するための的確な状況分析ができ、最適な選択肢を見つけ出すことが可能になります。②感情をコントロールすることに長け、周囲との関係を良好に保つことができるネガティブな感情を感じたとき、それを認め、その背景にある自らの望みを見つけ出すことができるため、周りの人々に対して不必要な苛立ちや怒りを向けることがなくなります。上司や部下、同僚といった様々な立場の人々とうまくコミュニケーションをとり、良好な人間関係を築くことができます。③雑念にとらわれることなく、集中して仕事に取り組むことができる過去の後悔や将来への不安など、雑多な心配事に心を奪われず、マインドフルな状態、つまり"今この瞬間"に意識を集中させられる状態を保つことができます。そのため、作業に専念でき、生産性の高い仕事ぶりを発揮することが可能になります。④モチベーションを保ち、常に高いパフォーマンスを発揮できる自分自身のコンディションを常にベストな状態に保つことができます。ストレスや気分転換のタイミングも自ら知り、理解しているので常に高いパフォーマンスを維持することができます。⑤計画的に目標を立て、実現に向けて具体的な行動ができる自らの内面にある望みを元に、目標を明確に設定し、それを達成するための具体的な計画や行動を立てることができます。セルフマネジメントによって計画立案力と実行力の両方を併せ持つからこそ、目標達成が可能になるのです。▼もっと詳しく知りたい方はこちら・「リーダーが伸ばすべき能力「自己認識」とは? 強いリーダーになるためのセルフマネジメント方法」ウェビナーアーカイブ動画を視聴するセルフマネジメント能力を高める効果的な方法セルフマネジメント能力を高める方法は大きく分けて、「状態のセルフマネジメント」「メンタルのセルフマネジメント」「行動のセルフマネジメント」の3つの側面があります。①状態のセルフマネジメント①-1:身体・思考・感情・行動のセルフモニタリング自分の状態をマネジメントするための第一歩は、自らのモニタリングです。身体・思考・感情・行動の4つの領域についてモニタリングしましょう。図のような4つの領域についての問いに答え、書き出してみましょう。モニタリングによりストレス要因がわかったら、それを除去したり発散したりするのが次の2つのコーピングです。💡コーピングとはストレスを感じた時にその原因を除去しようとしたり、気分を変えたり、発散しようとするような行動のことをいい、コーピングレパートリーを増やしておくことがストレス対処に効果的です。①-2:問題焦点コーピング問題焦点コーピングは、ストレスの原因であるストレッサーを直接取り除くアプローチです。自分でまたは周囲の力を借りて問題そのものを解決するなどの対処法があげられます。①-3:情動焦点コーピング情動焦点コーピングは、引き起こされたストレス反応としての怒りや不安などを下げるアプローチです。運動、瞑想、趣味活動などで気分転換を図るなどの対処法があげられます。②メンタルのセルフマネジメント②-1:「出来事」と「感情」の間にある「思考の癖やバイアス」を認知する同じ出来事があっても人によって抱く感情が異なることからもわかるように、出来事と感情は直接つながっていません。出来事に対してネガティブな感情を抱いた時、その出来事と感情の間には、「~であるべき」「~に違いない」というような思考の癖やバイアスが存在します。自分で自分の思考の癖やバイアスに気づくことが大切です。②-2:リーダーが、自分に対して陥りやすい思考の癖・バイアスを認知するリーダーは特に、過剰に自責の念に駆られたり、完璧主義に陥ったりする傾向にあります。そういった自分の思考のクセを認知し、修正していく必要があります。②-3:リーダーが、メンバーに対して陥りやすい思考の癖・バイアスを認知するメンバーに対する先入観から生まれるバイアスにも気をつける必要があります。自分やチームの望みを実現するためには、自分の思考のクセを認知することが肝心です。▼もっと詳しく知りたい方はこちら・「リーダーが伸ばすべき能力「自己認識」とは? 強いリーダーになるためのセルフマネジメント方法」ウェビナーアーカイブ動画を視聴する③瞬間の行動のセルフマネジメント自分の望む未来に近づくためには、過去の連続線上ではなく、今この瞬間に「新しい選択肢」を描き、「新しい行動」を起こし、「新しい結果」につなげる、今この瞬間により良い行動を選択する、行動のマネジメントが必要です。それには「うまくいっていない」という現状から考え始めるのではなく、「どうなっていたいか」という望みから考え、望みに基づく行動を選択するようにしましょう。④日常の行動のセルフマネジメント④-1:時間を可視化する自分の1日の時間の使い方を可視化し、自分の時間グセや作業にかかる時間を把握します。また、自分の行動を「必要時間」「能動時間」「受動時間」に分けて見ると気づきが生まれやすいです。④-2:時間をデザインする理想的な1週間の時間の使い方を作ってみましょう。3時間ごとに区切りスケジュールを立ててみることをお勧めします。セルフマネジメントを身につけるにはセルフマネジメントは習慣化が重要です。最初は意識的に実践する必要がありますが、継続的に行えば次第にセルフマネジメントが身についていきます。上記を参考にして、地道に実践を重ねていきましょう。まとめセルフマネジメントとは、自分の内面にある感情や願望を的確に捉え効率的に望みを実現する力です。株式会社コーチェットでは、強いリーダーになるためのセルフマネジメント方法を無料アーカイブ公開しています。ぜひご視聴ください。▼もっと詳しく知りたい方はこちら・「リーダーが伸ばすべき能力「自己認識」とは? 強いリーダーになるためのセルフマネジメント方法」ウェビナーアーカイブ動画を視聴するセルフマネジメント力を高め、自分やチームの望みを実現しましょう。